高い家電を買って後悔した日。それでも“間違いじゃなかった”と思えた理由

「性能がすごいから」「便利そうだから」
そんな理由で選んだ家電が、実際に暮らしの中に入ってくると
電気代や部屋の広さとの相性が合わず、
「もしかして必要なかったかも」**と感じてしまうこと、ありませんか。

私はあります。

ある年の夏、エアコンが急に壊れてしまいました。
とにかく早く取り替えなければならなくて、
お店の方に勧められるまま、

「節電機能が付いています」
「冬は加湿もできます」
「お掃除機能付きです」

そんな言葉に背中を押され、
少し誇らしい気持ちでそのエアコンを迎えました。

けれど、実際に使い始めてみると、
近年の厳しい暑さでは節電機能を使うと冷えが足りず、
冬になって加湿機能を使えば電気代が思った以上に上がり、
しかも設定した湿度にはなかなか届かない。

「高かったのに……」
そんな気持ちが湧いてきて、
失敗したな、と落ち込む日もありました。

それでも、時間が少し経ってから思い返してみると、
もしあの時エアコンがなかったらどうだっただろう、と考える自分がいました。

暑さや寒さをしのげていること。
当たり前のように過ごせている毎日。

そう思った瞬間、
あの時の選択は、間違いではなかったと感じられて、
不思議と心が温かくなったのです。

毎日の暮らしは、きっとそんな小さな揺れの繰り返し。
「やっぱり失敗したかも」と思う出来事にも、
実は大切な意味が隠れているのかもしれません。

その気づきは、暮らしを整えるための一歩。
昨日より、ほんの少しだけ心地よい方へ。
無理をせず、少しずつシフトしていけばいい。

その積み重ねが、きっと未来につながっていきます。

明日は今日より、
ほんの少しだけ心地よさを見つけられますように。