身体が軽い朝、自然と手が動いた理由

― 無理をしない暮らしは、身体が教えてくれる ―

身体がふっと軽い朝が、たまにあります。
理由ははっきりしないけれど、
空気が澄んでいて、呼吸が深くなるような感覚。

そんな朝は、不思議と
「何かしなきゃ」ではなく
「何かしてもいいかも」と思える。

その日も、キッチンに立ちながら
ふと思い出しました。
冷凍庫に眠っていた、殻つきのエビのこと。

面倒だからと先延ばしにしていたもの。
でもその朝は、なぜか
「今ならできそう」な気がしました。

たくさんある中から、
無理のない量だけを選び、
下準備の場所を整える。

殻をむいて、背わたを取り、衣をつける。
作業は単調なのに、
心は静かに整っていくのがわかります。

気づけば、すべてが並んでいました。
少しの疲れはあったけれど、
揚げる前のエビを眺めながら
「ああ、これでよかった」と思えたのです。

身体が軽いときは、
心も少しだけ前を向いています。
頑張らなくても、暮らしは自然に動き出すものですね。

今日は何もできなくても、それは休むサイン。
そして、ふと「これならできそう」と思えたら、
それは身体からのやさしい合図。

その小さな合図が、
みなさまに訪れますように。
その瞬間を、どうか大切にしてあげてください。